チクル妄想工房

ガムベースの作ったものを載せたり、他人の創作物への感想を書いたりしています。

アイマスのことばかり、春香さんのことばかり考えてしまって!

「どうして自分はここにいるのかという疑問を解消する一番簡単な方法は、すべてを誰かへの愛のせいにすること。」

 ってのは僕のツイートの一部なんですけど、千早が歌を失ってしまってどこにも逃げられなくなってしまったとき、例えばPに惚れていたら、千早は歌を捨てて生きることもできたのかな、と思わないでもないです。
 というのは物語の方向性からしても、アニマスでのPの立ち位置からしても、あの作品としてはまずあり得ない展開なんですけどね。でも、条件さえ揃えば、と。
 ゲームのラストってアイドルランク高いとPに惚れるんでしたよね(やったことないんですけど)、ニコニコの二次創作でも(恐らくそこからの引用だと想像しますが)Pとアイドルたちとの恋愛が描かれてるものは少なくないですね。そんな感じでPとの関係によってはPが最終的な救いになることができる。
 アニマスでは、Pとの個人的な関係ではなく、他のアイドルたちとの友情が非常に大きな力になっている。全員参加の大きなライブが重大イベントとしてあって、765アイドルたちにとって常にそこが目標になっています。ひとつのライブが終わったら、次のライブ、次のライブへと進み、目標は失われない。仲間とともに努力することが、アイドルたちのやるべきこととして目の前にあり続ける。ひとりでは耐えられない辛いことがあるときは、仲間が支えてくれる。

 何度も書きましたが、どうしてアイドルを続けるのかという問題は、これから春香さんが悩むことになる問題でしょう。アイドルであることそれ自体がアイドルである理由であった春香さんは、美希と千早の考え方をきくことで、自分にとってのアイドルとは何かを考えなければならなくなった、はず。逃げ道が用意されていない以上、真剣に悩み、他のみんなのように、春香さんなりの答えを導き出さなければいけない。「生きることが生きる理由」、強いようでもろいです。千早がそうだったように。
 春香と千早は単純に対照的なキャラクターなのではなく、この点は共通点といえるのではないでしょうか。
 はるちはの組み合わせがこれからも活かされるのだとしたら、もし春香が悩んでしまうようなことがあれば、今度は千早に春香を助けてあげて欲しい。
春香さんが本格的に好きになってしまった。

 春香さんが主役的な位置にいるのはまさに彼女のアイドルを目指した理由にあるのではないかと思ったりしますね。






 ところで、最初に書いた「愛」ですが、登場人物にとって非常に残酷で暴力的な装置になりうると僕は思っています。「愛」のあとには「さえあれば他に何もいらない」と続くことができる。「愛」というものは登場人物の苦悩に対し、デウス・エクス・マキナとして「だがそれよりも愛だ」とすべてを放棄させるよう作用することができます。