チクル妄想工房

サークル「小公園」の仮拠点です。ガムベースの作ったものを載せたり、他人の創作物への感想を書いたりしています。

『エコール』

『エコール』という映画を見ました。
どんな映画かというと、女の子がたくさん出てくる映画でして、少女のおっぱいとかパンツとかを思う存分拝めるわけです。
冗談です。冗談ではありませんが。

森の中に女の子だけの学校があって、外の世界との接触が断たれているんです。森から外に出てはいけない。
女の子たちは、生物とバレエの授業を受けて、あとの時間は女の子同士で遊んでいます。唯一バレエの発表会のときだけ、舞台の上でお客さんの前に出るんです。
女の子たちは12歳だかそのくらいになると、学校から出ていくことになる。

どんな話なのか、というと正直言ってよくわかりません。
隔絶された世界の中で、外の世界への憧れを募らせていく子もいれば、外の世界へ出ていくことへの不安に思い悩む子もいる。
女の子は無垢なままでいい。よくわかります。でも外の世界が「ある」とすれば、そこに憧れずにはいられない。
不思議なのは、この映画は少女だけを住まわせる「なか」と「そと」の世界とを分けているけれど、「少女」が「女性」に変態していく過程は、「そと」と「なか」という区別からくるものではないということです。いや、だからこそこの映画みたいに、「そと」と「なか」という区別、そして隔絶が必要なのかもしれません。

女の子たちはみんな白い服を着て、スカートなんかすごく短くて脚がまるごと見えているんですね。裸になって水浴びをしたりと、なかなかエロティックな映像がてんこ盛りです。勃起します。勃起するのは、ロリコンだからではないです。女の子たちが、女の子たちだけの世界で無防備に生活しているのを見たら、男は勃起しなくちゃいけないのだと、僕は思います。
最後に外の世界にでていく女の子の姿が描かれますけれど、寂しい気持ちになりました。彼女たちの未来にあるのが、希望なのか、それとも何なのか。でも先生の言うとおり、「そと」の刺激に満ちた世界では、「すぐに私たちを忘れる」。ただ純粋に少女であろうとすることは、もはやできない。