チクル妄想工房

サークル「小公園」の仮拠点です。ガムベースの作ったものを載せたり、他人の創作物への感想を書いたりしています。

2011-01-01から1年間の記事一覧

アニマスについて

アニマス24話の記事にたいへん示唆に富むコメントをいただき、自分の考察の甘さを実感いたしました。あれから24話を観直したり過去回をつまんで見たりして、いくつか書いておきたいことが見つかりましたので、記事にしておきます。24話の内容そのものからは…

アイマス24話は難解だった

舞台の上での春香さん。子供のころに描いた「アイドルになりたい」という夢は叶ったはずだった。人気も出て仕事も増えたし、春香さんの「いま」は、春香さんが追い求めてきたものであるはずです。それなのに春香さんは、「つかみかけた夢が零れ落ちてゆく、…

アイドルマスター、最終回を見ました

さっき、最終回がおわりました。アイマスが終わったのに、冷静に感想など書いていられるわけない!僕は春香さんたちのことが本当に好きだった。感想はあとで1話ずつアップします。 それで僕の人生のアイマス物語は、ひとつ完成。アイマスからは沢山のものを…

24話が楽しみです

前半と後半。5話と22話。11話と23話。そして22話から23話の流れで、「アイドルとしての成功」が大きくなるほど「みんな一緒」にいることは難しくなってしまうってことを描いてくれました。 「アイドルとしての成功」と「みんな一緒」は、アイマスを貫いてき…

23話見なけりゃよかった

うっわぁ……………………って感じでした。 救いがない。どうしようもなく救いがない。悲惨すぎる。序盤から不穏な空気は漂ってましたが、まぁ前回の話を引き継いでいるのだろうな、というくらいの感覚だったのですよ。なのに、最後、まさかあんなことになろうとは。…

23話を観る前に

以前、愛はデウス・エクス・マキナって書きましたけど、厳密には間違いだったかも。すべてを解決する装置としてではなく、あらゆる物事の動機になり得るものとしてある。愛のためならと言えば何でもできてしまう。それゆえ愛は絶対的正義であり、ゆえに暴力…

書くべきことはありますが、いまはとりあえず

いまは、萌え氏んでおこうじゃないか 夜中なのに変な声出てしまうよ もう氏んでもいいかな なんだよ春香さん可愛すぎだろ だめだろこんなの

ノートに書くようなこと

創作物の登場人物が、役割分担というか特徴の分配というか、キャラかぶらないように考慮されてるってのは言うまでもなく、ギャルゲはこの傾向が強いですが、他の創作物でもおよそ似たようなものですね。 アイマス(僕の知ってるのは主にアニメです)とシスプ…

アイマスの動画いくつか

……うっ!……ふぅ 魅惑的な組み合わせだったので。貴音さんは普通に上手いしこの歌のイメージに合ってますよね。亜美真美は歌声とか歌い方が個人的に大好きなんですが、歌唱力もじつは相当高いと思います、もしかしたら765アイドルの中ではトップクラスでは…

アイマス22話素晴らしいじゃないですか

実を言うと予告を見たときは不安でした、ここにきてクリスマス回とは、何をするつもりだろうと。しかし、アニマスに限ってそんな心配は無用でしたね。今回の「クリスマス」というのは、クリスマス会を企画し、5話のときのように「みんなで集まって楽しい時…

千早のことも

15話ってずっとただのネタ回だと思ってたんですが、あれこれ考えてたら、どうもそうではないのかもしれないと。 あの回は4話と対比になってるんじゃないですかね。同じ生放送バラエティー番組で、場を盛り上げたりアドリブで発言したりすることの苦手な千…

アイマスのことばかり、春香さんのことばかり考えてしまって!

「どうして自分はここにいるのかという疑問を解消する一番簡単な方法は、すべてを誰かへの愛のせいにすること。」 ってのは僕のツイートの一部なんですけど、千早が歌を失ってしまってどこにも逃げられなくなってしまったとき、例えばPに惚れていたら、千早…

アイマス21話面白いじゃないですか

やっぱり気のせいじゃなかった! 21話のOPの千早が歌うシーン、絵が変わってますね。千早、実にいい顔で歌っています。 アイドルに復帰した千早はアイドルジャムというイベントに参加することになりました。諦めの悪い黒井社長がライブの妨害をしますが、せ…

春香さんは本当に素敵な人です

前の記事では春香さんに対する理解があんまりだった。まずは春香さんは決して「強いことが言えない子」ではないということ。13話を見直して、春香さんの態度はそうした臆病さからくるものではない、とわかりました。言うべきところで言うべき言葉を持ってい…

アイマス20話よかったじゃないですか

アイマス20話。感想を書かずにはいられない! 千早回。いや春香回? アニマスでは千早と春香はセット扱いみたいですね。開始当初からそうです。 主に千早回の4話、春香回の11話ですが、それ以外の回でもさりげなく春香と千早は二人でいたり、会話をしていた…

アイマス17話よかったじゃないですか←18話ですねサーセン

今季見ているアニメはアイマスとピングドラムです。 アイマス面白いですね。非常に良くできてると思います。 感想です。ちょっと前の話になりますが、18話。まごうことなき律子回でした。 律子って、ここまでの回でへまやらかしたことってありませんでした…

ねこサガ!〜猫の探し物〜

www.vector.co.jp文化祭で展示したノベルゲームです。プレイ時間はおよそ30分です。 ガムベースはBGMとスクリプトを担当させて頂きました。

アイドルマスター 高槻やよい×ゲンキトリッパー 【MSM Ver】

かよーPの作品 これはすごいと思ったのです。

妹の日記念小説

妹の日のうちに書き上がるよう、大急ぎで書きました。9月6日は妹の日らしいです。残念ながらこちらに載せるのは日が変わってからになってしまいましたが、mixiでの公開は間に合いました。 という事情のため、推敲をしていないので、非常に粗いです。 三題…

シュタゲ20話見たんだがこれはすごい。本当にすごいんだがどうしよう

これはきついっすなぁ……。 まゆりを助けるためには、牧瀬紅莉栖を犠牲にしなくてはならない。 牧瀬紅莉栖は、元の世界線では岡部が彼女に会ったその日に死んじゃったから、本来なら、つまり、そこで彼女の死によって岡部たちと彼女が別れていれば、岡部はこ…

自由に読めーっていう考え方を、1コ下の記事では2コ下の記事をふまえて僕なりに考え直してみたわけだが、もちろんこんなところがゴールになるはずはなし。元々テクスト論とやらをガンガンに支持してるわけじゃないしね。「読まれ方」の一面としては認めざ…

書かれたもの

書き手にとっての「書きたいこと」と実際に「書かれたこと」はイコールでなく、その「書かれたこと」と読み手の「読み取ったこと」もイコールではない。 「文字」として現象してしまった「書かれたこと」の前に書き手はすでにいなく、そこに書き手の存在が残…

作者、作品世界

先日僕と某氏でmixiで文学談議みたいなことをし、そこで某氏から大変興味深い意見を頂いたので、一部始終を転載し、解説します。氏の文章に関する解説は、すべて僕の勝手な解釈です。 まずは僕のボイスと、そのコメント。 ガムベース(以下G):物語を語るの…

とってもグロテスク

言葉が死なない感覚。発言者とその書かれたものが、いつまでも密着しているような感覚。密着しているどころか、言葉が発言者に繋がれたまま、どこまでも尻尾のようにズルズル引きずられている。体の一部として残っている。 コミュニケーションのための言葉が…

シュタゲの世界線理論ってパラレルワールドとは違うのか、そうか…。すまんかったです、「救う」話については。下の記事もまるで当たり前のこと書いてるだけになった。 それでも論旨に訂正はないです。「救う」ことについては、まゆしぃのセリフを借りると「…

シュタゲのタイムトラベルと選択肢

タイムトラベルの根本には、過去の状態に対する依存関係として未来は確定している、っていう考え方があると思うのね。 シュタゲはある時点の選択によって未来が様々に変化する様子を描いている。これは、現在の状態は過去に依存してすでに確定していた事実で…

死ぬのって怖い

死ぬことに対して、その不安だけで頭がいっぱいになるくらい怖くなることがあります。他のことが考えられなくなるくらい。死への恐怖は中学生くらいで卒業できると思っていましたが、数年越しにぶり返したようです。とはいっても昔とは少し違うことを考える…

やっぱりシュタゲ

シュタゲ面白いね次回へのワクワク感。 ただ以前も書いたけど、「過去を変えることで未来を救う」ということには疑問がある。いやいや作品に対する文句じゃなくてね。 「過去を変える」はわかる。同じ時間を繰り返し体験することのできる(してきた)岡部と…

ミルキーウェイでつかまえて

七夕小説です。 - 「もしあなたがこの話を本当に聞きたいのであればね……聞きたいのであればね、四郎。四郎? まずあたしが、どこでナニしたとか、あたしの少女時代どんなだったのかとか、あたしを生み出してくれたあなた、四郎? あなたが何をしたからあたし…

三題噺「アイマスク、スピード、乱獲」

「円環的幼女姦」 読み終えた単行本の小説を鞄にしまい、私は目を瞑った。それからしばらく意識を失っていたようだ。次に目を開けたとき、「私は公園の、石造りのベンチに寝転がって空を見ていた。大勢の子供の声が聞こえた」という文章がふいに思い浮かんだ…