チクル妄想工房

サークル「小公園」の仮拠点です。ガムベースの作ったものを載せたり、他人の創作物への感想を書いたりしています。

雑記

ブログに書くことがない

なんだかよく考えると滅多にものを書かない。 滅多にものを書かなくなると引退とか言いたくなる気持ちわからなくもないけど、本当はわからないです。 やるとかやらないとか僕ははっきり決めることはしないから気が向いたら書くし作るし、そうでないときは他…

ノベルゲームの話、続き

書いておいた方がいいだろうから書くけど、この記事でも、ノベルゲームをかまいたちの夜タイプの選択肢分岐型に絞り、物語が分岐するという特性に着目して小説などの線状型の物語と対比して考えている。おそらく今後もそうすると思う。ぶらっく ばーど スィ…

「ゲーム」としてのノベルゲーム

「ゲーム」としてのノベルゲーム この記事は、「ノベルゲームのゲーム性とは何か?」という問題について論じたものではなく、「ノベルゲームがゲームであるとすれば一体どんなゲームなのか?」という観点で書いている。「ゲームとは何か?」という問題に有意…

レビューもまたなんでもあり

ぶらっく ばーど スィぎん 個人の 「感想」 は秘めるべきものか−Free Novel Games「推測だけでいきなりエントリを上げるようなことなどせずに、御本人に直接確認」は、そうですね。勝手に勘ぐったのだと明記したとはいえ、推測でリンクを張ったのはよくなか…

「フリーノベルゲームに求めるもの」ではない

久住女中本舗 フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『Summer Girl ―夏の少女とボク―』紹介されている作品とは関係ない話になってしまうのですが、僕が最近プレイしたある作品を、是非いろんな人にプレイして欲しいお勧めしたいとツイートしたのが道玄斎さん…

ノベマスなどのことについて

いままでニコマスの記事を何度か書いてきたのですが、あえてというか、そうする覚悟がなかっただけともいえますけれど、一度も春香さんを主役にした作品の記事を書きませんでした。 数でいえば、やはり春香さんが好きなので、春香さんの作品を多く見ています…

「自由」が大事だと言った。しかし「自由」とは何なのか。

お〜ぷん☆はあ〜? トで イこう! なんか ジブリの文庫の広告 が−Free Novel Games主観、客観については、ノベルゲやレビューにとどまらない疑問なので、もう少し、といわず、じっくり気長に考えたいと思います。 レビューを離れた、一般的にいうところの「…

初心者に色んな情報を提供するという話

前回、前々回のエントリに対し、akinoさんにご返答頂きました。ありがとうございます。ノベルゲーム制作の勉強はどうやったらいいの?教えて ノベルゲーム制作はオーソドックスなものから始めたらいいのですか?「お〜ぷん☆はあ〜? トで イこう!」 みんな …

ノベルゲーム制作はオーソドックスなものから始めたらいいのですか?

もうひとつ。 どうも、まだ書きたいことはあるみたいなのですが、別の機会にします。フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.60「久住女中本舗」の道玄斎さんは、初めての人は「斬新なものを作りたい」と理想を高くしすぎないで、とりあえずオーソドック…

ノベルゲーム制作の勉強はどうやったらいいの?教えて

書きたい話題はふたつあるのですが、ひとつずつ消化していきましょう。昔からお世話になってますレビューサイト「久住女中本舗」さんのエントリ。フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.60僕の記事の前に、まず元の記事を読んでいただきたいのですが、 …

春香さんや、ポケモンのことについて

自分は春香さんを知らないんだなぁ、と感じる。 アニマスとニコマスしか知らないので僕は春香さんをあまり知らない。 これは事実なんです。この記事は春香さんの話ではなく、僕の話です。春香さんには、アニマスで惚れて(恋心だけではないです。様々な思い…

このごろの創作について

ノベルゲームの構造をどうにかしてしまうようなゲームを短期間にいくつもプレイして、自分も先日『ノベルゲームレビュアーは笑わない』というよくわからないゲームを作ってしまったということもありまして、リアルのほうがちょっとアレなこともあって、色々…

ノベルゲーム

僕はノベマスなど見てますが、演出のことはよくわからないながらも、直感的にすげえって感じることがあります。擬似的にノベルゲームの形式はとっていても基本は動画というメディアなので、単純に動画として素晴らしく動いてるってことももちろんありますが…

むだい

分類する、て行為は、あるカテゴリに属する構成要素同士の差異をもとにしてそのカテゴリをふたつ以上に分解するってことですが、そうしますと分類によって形成された各カテゴリの構成要素の間にまったく差異がなくなった、という保証は、そのカテゴリがそも…

僕の好きな春香さん

春日野P、ユキージPという人の動画にいまハマっている。プロレスとアイマスのコラボ。春日野Pはその通りプロレスなんですが、ユキージPは何かこうもっとヒドい何かですね。アイマスのアイドルとプロレスって組み合わせがネタ臭しかしなかったのに、春日野Pは…

ノベマスについて

ハリアーP、プロディPという人の動画にいまハマっている。 ハリアーPの動画で最初に見たのはロマンティック サ・ガで、僕はロマサガが好きなもので、たぶん架空戦記まとめWikiあたりから探したんだと思うけど、新学期の始まる寸前に見始めて数日で全部見終わ…

変わることについて

変わっていく自分、ということについて考えるのは、いま『くらやみの速さはどれくらい』という本を読んでいるからなのだけれど、昔々のとある記事(いまはもうない)にコメントくれた某氏は知っているかもしれないが、そのまえに、ちょうど一年くらい前に、…

アイマスのアイドル

先日某氏と話をしまして、アイマスみたいなアニメ風キャラのアイドルユニットがあってオススメだという話を聞きましたのです。実際に歌を聴かせてもらって、歌自体はわりあい好きな類だった気もするのですが、声とか歌い方が、申し訳ないけれども正直あまり…

個人的なノベルゲーム

僕がこれまでにやったフリーノベルゲームは、一人称のもの三人称のものありましたが、どれも個人的な物語ばかりでした。覚えている限りでは例外はありません。ひとりとその周囲の生活に関係する世界よりも、もうちょっと拡張された世界を描いているものもあ…

ノベルゲームはメロドラマになってしまうのか

前に書いたノベルゲームのBGMの話の続きってことになりそうです。 BGMの機能についての僕の考え方は一般的なそれと変わらないのだろうと思っています。読み手の特定の感情を喚起するというBGMの性質について、僕は全面的に支持しています(違った意見がある…

文脈と物語

文脈というものを取り去ってしまっても物語は成立するのではないか、とそんな気がします。 文脈という言葉は日常的に使われますけれども、その意味は僕も完璧に理解しているわけではなくて、厳密に説明するのがすごく難しいんですけれど、おおざっぱにいえば…

ノベルゲームについてちょっとしたこと

ノベルゲームってのは、小説に音楽と画像がくっついたもの、って認識が一般的かと思います。BGMと画像の使用について、ちょっとした違和感、というか不自由を感じましたので、ここに書いて置こうと思います。 ノベルゲームを作る際、小説という形態からノベ…

制限とか規制とかそういう話

ライターへの安全装置取り付けが義務化されてるということを、とあるテレビ番組で最近知りました。ネット検索で調べたところ、正確には「チャイルド・レジスタンス機構」と呼ぶみたいです。幼児がいたずらをして焼死事故が頻発したことが義務化の理由だそう…

あなた(著者)は誰ですか

読者が限定(あるいは特定)されていることを前提として書かれた文章を読みたいと思わない。読者が限定されてるってのは学術的・専門的な文章のことではなくて、著者の独り善がりな文章のことでもなくて、文章よりも著者そのものに価値の重みがある、そうい…

23話を観る前に

以前、愛はデウス・エクス・マキナって書きましたけど、厳密には間違いだったかも。すべてを解決する装置としてではなく、あらゆる物事の動機になり得るものとしてある。愛のためならと言えば何でもできてしまう。それゆえ愛は絶対的正義であり、ゆえに暴力…

ノートに書くようなこと

創作物の登場人物が、役割分担というか特徴の分配というか、キャラかぶらないように考慮されてるってのは言うまでもなく、ギャルゲはこの傾向が強いですが、他の創作物でもおよそ似たようなものですね。 アイマス(僕の知ってるのは主にアニメです)とシスプ…

自由に読めーっていう考え方を、1コ下の記事では2コ下の記事をふまえて僕なりに考え直してみたわけだが、もちろんこんなところがゴールになるはずはなし。元々テクスト論とやらをガンガンに支持してるわけじゃないしね。「読まれ方」の一面としては認めざ…

書かれたもの

書き手にとっての「書きたいこと」と実際に「書かれたこと」はイコールでなく、その「書かれたこと」と読み手の「読み取ったこと」もイコールではない。 「文字」として現象してしまった「書かれたこと」の前に書き手はすでにいなく、そこに書き手の存在が残…

作者、作品世界

先日僕と某氏でmixiで文学談議みたいなことをし、そこで某氏から大変興味深い意見を頂いたので、一部始終を転載し、解説します。氏の文章に関する解説は、すべて僕の勝手な解釈です。 まずは僕のボイスと、そのコメント。 ガムベース(以下G):物語を語るの…

とってもグロテスク

言葉が死なない感覚。発言者とその書かれたものが、いつまでも密着しているような感覚。密着しているどころか、言葉が発言者に繋がれたまま、どこまでも尻尾のようにズルズル引きずられている。体の一部として残っている。 コミュニケーションのための言葉が…